外出自粛中に読んだ漫画

ここ 2 ヶ月くらいずっと在宅ワークをしていて、外出する機会がめっきり減りました。 家にいる時間はだいたい勉強してるかゲームしてるか漫画読んでるかなんですが、 Kindle にみるみる漫画が溜まってきたのでちょっと紹介したい気分になりました。
ワンクリックで漫画がポチポチ買えるとは本当にいい世の中になったなあ。
「文系未経験からのエンジニア転職」は書こう書こうと思って手付かずです。いつか書きます。

読んだマンガは適宜追加していきたいと思います。

座敷娘と料理人

とある家に住み着いた座敷童のお姫様に料理を提供するお話です。
昔からグルメ漫画が好きなんですよね。色々な料理をみるのも好きなんですが、グルメ漫画ってだいたい料理で人を幸せにする/なるので、安心して読める。

のじゃロリ妾姫っていうニッチなジャンルで誰が得するのか?と思っていましたが、読んでみたら自分に深々と突き刺さってしまいました...
親が子供にいっぱい食べさせたくなる気分っていうのはこういうのなんだろうな...って気分になります。

あー、なんで完結してしまったんだ。

じけんじゃけん!

ミステリのお約束事を適切な距離感を保ちながらネタにしていく漫画です。このご時世、ソーシャルディスタンシングが大事ですもんね。
お約束事って取り扱いが難しくて、あからさまに馬鹿にされるとちょっとイラっとくるんですが、かといって常識的に考えるとありえないことは自分でもわかっているので、話のネタにはしたい......というわがままな欲望をかなえてくれます。
ミステリはお約束事ないと成り立たないですもんね、現実では、高校生探偵に警察は協力しないし、犯人は密室で殺人しようとはしない。それでもミステリが好きなんだという方にオススメの漫画です。
あと、広島が舞台 (といっても土地柄ネタあんまり出てきませんが...) なので、登場人物が基本広島弁です。広島県民もぜひ。

あー、なんで完結してしまったんだ。

GUNSLINGER GIRL

GUNSLINGER GIRL(1) (電撃コミックス)

GUNSLINGER GIRL(1) (電撃コミックス)

厳密にはここ 2 ヶ月中に読んだわけではないような気もしますが折角なので。
「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ」というキャッチフレーズにピンときたらまず買いです。

事件や病気などで不幸になってしまった少女たちが近未来技術で半サイボーグ化して、上司に愛情を抱くように洗脳され、殺し屋稼業に身を置かされます。
ここだけ抜き取って見るとまあ女の子が酷い目に合う酷い設定なのですが(実際にストーリーもそう)、この漫画で大きなウェイトを占めているのが、その少女たちと向き合う大人側の葛藤です。
正面から向き合おうとしたり、向き合えなくなってしまったり、お互い道具だと割り切ったり...
それぞれが出した答えが 15 巻でしっかりまとまっているので、充実した読了感が得られます。

9 巻の「パスタの国の王子様」は必見です。ボロボロ泣けます。

かくしごと

『かってに改造』『絶望先生』『じょしらく』と好きだったので、久米田先生の本を久しぶりに手に取ってみました。
往年の下ネタや時事ネタはなりを潜めて大分穏やかで編集者やアニメ会社に優しい作品になったなあと思いました。
久米田先生といえば、主人公がヤバいやつだと思いきやだんだん回りの方が主人公よりヤベーやつになっていって主人公がドン引く......のが様式美だと思っていたのですが、今回は主人公も周りも割とまともです。
昔はキレと勢いで笑っていたのが、かくしごとは落ち着いて笑えます。これはこれで、強い戦士が最終的に行きつく境地みたいな佇まいを感じられます。
途中途中に挟まれる久米田先生のコラム(独白)もポイント高いです。斜に構えつつも野心がギラギラ光っていたり、一方で酸っぱい葡萄を揶揄したりしているのが、久米田先生の胸の内を知れてファンとしては感慨が深いです。 漫画が面白くてコラムも面白い鴨がネギ背負ってきた感じです。

東京黄昏買い食い部

東京黄昏買い食い部 (角川コミックス・エース)

東京黄昏買い食い部 (角川コミックス・エース)

  • 作者:鈴木 小波
  • 発売日: 2020/03/10
  • メディア: コミック

一冊で完結してしまい、ストーリーも特に起承転結があるわけではないですが、やっぱりグルメ漫画は良いです。 過去と未来をぐるぐるしながら、ひたすら買い食いする漫画です。 買い食いという学生の放課後のイメージですが、大人になってもひたすらに買い食いしてます。

このご時世買い食いもなかなかしにくいですが、美味しいもの買い食いしたいですね。

スクール×ツクール

DIY 漫画。ものづくりは尊いので当然 DIY も尊く、無条件で買いです。
主人公を DIY 沼に引きずり込みつつ、読者自身もぐいぐい DIY 沼に引っ張り込もうとしてきます。
0 から全部自分で作ろうとすると、材料も工具もフルで揃えなきゃいけなくなって、もういいや......となりがちですが、あっ、これなら自分でもできるかも、というラインを攻めてきます。

チョロ Q オタクなので自分も DIY に取り組みはじめました。
自分もまだチョロ Q オタクだったことを再認識できて、迂闊に手を出す若さが残ってるんだなあと思いました。
まあ実際ツーバイフォーで突っ張り作るだけなら家具組み立てるのとそんなに変わらなかったなあ。

僕の心のヤバいやつ

スクールカースト最下位の主人公 (男) とスクールカースト最上位のヒロイン (女) のラブコメ漫画です。
スクールカースト最下位の主人公が実はめちゃイケメンとか特技があるとかもともと幼馴染とかそういうスペシャル人間でないのが安心できます。

これだけ見るとおいおいご都合主義か?と突っ込みたくなるような設定ですが実は「主人公がヤバいやつだと思いきやだんだん回りの方が主人公よりヤベーやつになっていって主人公がドン引く」感じなので、なるほど...となります。(主人公も配慮の人で苦労してんな...となります。)
この漫画で一番のポイントはフェティシズムですね。

https://twitter.com/lovely_pig328/mediatwitter.com

こういうのが好きなら間違いないです。